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flag01インド、ネパールの障害者、高齢者施設でのボランティア活動に参加して

Y.Kさん

出発前は未知の世界で不安がありましたが、それぞれの国で得た経験は自分に何ができるか、何が幸せか、何が大切かを考える機会となりまし

  • 氏名Y.Kさん
  • インド
  • 都市コルカタ
  • 目的ボランティア
  • 留学期間2014年2月~3月
  • 取扱会社CEC

2以前からマザーテレサの活動に関心があり、いつかマザーの施設でボランティア活動をしたいと思っていました。15年間務めた介護の仕事を辞めたのをきっかけに温めていた計画を実現するためインド、ネパールへ出発しました。

 インドでは精神障害の女性が200名ほど住む施設で活動しました。「ナマステー」と両手を合わせて挨拶すると笑顔で丁寧に両手を合わせてくれました。大部屋にずらっと並ぶ30床程のベッドメーキング、シーツ交換、洗濯(シーツ、毛布、衣類など)、休憩の後は繕いものをしたりコミュニケーションの時間、昼食の介助が主な活動内容です。洗濯機は無く足踏み洗濯、手洗い洗濯、すすぎの工程を手分けしてこなします。マーシーと呼ばれる施設で働いている女性達が指示もしてくれました。週に一度、マニキュアを塗る日があり、たくさんの色から好きな色を選ぶときの真剣な表情や塗った後の笑顔を見るとお洒落のパワーを感じました。
ボランティア活動は午前中の短い時間ですが体力仕事が凝縮されていて洗濯はいつ終わるのかと思うほどの量でした。この仕事を毎日しているマーシーやシスターは他の仕事も含め、とても忙しそうでした。私は数日間の活動でしたが、様々な国からいろんな期間でやってくるボランティアの存在も大切だと感じました。
ネパールでは高齢者施設で活動しました。高齢者の方は英語が通じず、ここでも「ナマステー」の挨拶で自分の緊張がほぐれます。活動内容はベッドメーキング、床の掃除、洗濯、食事介助などインドと同様午前中のみの活動でした。元気な高齢者は洗濯、食器洗い、トイレ掃除や片づけなど自分で行う人もいました。
インド、ネパールの施設は日本と比べると環境や衛生面で大きな違いがありました。しかし入居している方達は、できることは自分でしたりシスターの作業を手伝ったり、ベッドで寝たきりの方もいれば廊下や庭の椅子に座って談笑するグループ、言い争うこともあれば時に助け合ったりと、日本の介護の現場と同じだと感じました。
インドでは路上で生活する子供たちがいましたが、自分より年下の子の面倒を見たり協力し合う姿がありました。またバスに乗ると男性が女性に席を譲る光景は日常でした。ネパールでは毎日12時間ほどの停電や水不足の生活でしたが、停電の真っ暗な夜はロウソクで食卓を囲む一家団欒の時間がありました。どちらの国も人々の温かさや心の豊かさを感じました。
早朝から人々がエネルギッシュに動く活気に満ちたインドで「元気」をもらい、ネパールの自然に囲まれた古都の町で家族や友人のつながりを大切にし相手を思いやる優しさに「癒され」ました。
出発前は未知の世界で不安がありましたが、それぞれの国で得た経験は自分に何ができるか、何が幸せか、何が大切かを考える機会となりました。

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