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ネパール / ホームステイ&ボランティア活動に参加して

K.Oさん

この旅は自分の短い人生のなかでもっとも貴重な時間になりました!

  • 氏名K.Oさん
  • ネパール
  • 都市カトマンズ
  • 目的ボランティア
  • 留学期間2014年1月23日~1月30日
  • 取扱会社CEC

2ネパールに向かうフライト(エアインディア)は予測通りかなり遅れて到着しましたが、ネパールに近づくにつれて飛行機からの眺めも雄大な山脈になっていました。
ネパール空港に着くとまず入国カードとビザの手続きをします。ビザは25ドル必要で、僕はドルを持っていなかったので円で3000円ほど払いました。
一般人は空港に入れません。空港送迎にきてくれた現地コーディネーターのChywanさんは外で待ってくれていました。ホームステイ先が近づいていくにつれ、歴史を感じる街並みへと変わっていきました。お寺や神社がたくさんあり、世界遺産の前もさりげなく通過していきました。
バイクの交通量が半端なく多かったです。誇らしいことに、ほとんどがホンダなどの日本製でした。ステイ先に着くと、親戚の方も遊びに来ていて歓迎してくれました。その後、Chywanさんとネパールティーを飲みました。むちゃくちゃおいしくて、衝撃を受けました。
そのあと僕の部屋に娘のChestaと親戚の女の子が遊びにきてくれました。そこで僕はショックを受けました。8歳ぐらいの子どもでも英語がペラペラだったのです。(笑)初めは2人とも恥ずかしそうにしてあまり話さなかったのですが、だんだんと調子づいて、しまいには理解できないほどペラペラしゃべっていました。
明日から学校に行って英語で日本語を教えるのに、生徒は英語ペラペラで先生の自分は…と思い急に自信がなくなりました(笑)
ネパールでの滞在は、そんな感じで始まりました(笑)

ボランティア活動
ボランティア活動は学校で日本語を教えるというものでした。前日に学生たちが英語ペラペラという衝撃の事実を身をもって感じていたので、初日はとても不安でした。でも生徒たちに会ったとき、彼らは日本語で「先生、こんにちは~」「は~い、先生~」とみんながとても明るい感じで声をかけてくれたのでとても和まされました。そして元気が有り余ってます!男女関係なくとてもフレンドリーです!休み時間でも遊ぼう!と誘ってくれたり、集団になって話しかけてくれたり。ネパールの人々のあたたかさに改めて気づかされました。授業内容はといえば…試行錯誤でした。僕はだいたい4年生から8年生まで授業をしました。クラスはそれぞれ10人以下で、初めはなんかうまくいけそうな気がしましたが、日本の常識はここでも通用しませんでした。
とにかく元気すぎで、日本人が授業してくれるとなるととてもテンションが上がります。そして彼らは羽目を外します。(笑)(ネパールの先生はとても厳しい!体罰は普通で、生徒たちは先生達を恐れている笑)
平仮名、カタカナを紹介したり、曜日、数字の数え方(100まで)、日本語の歌を彼らは知っていたのでその歌の英訳をしたりしました。熱心に聞いてくれるクラスもあれば、男の子は隠れてカードゲームをしていたりするクラスもありました。みんなは楽しいことを期待していたので、授業の初めで復習をして、終わりはゲームをしました。「あっち向いてほい」とか、「立ち相撲」をしたり、長縄をしたりしました。困ったのはみんなルールを守らないことです笑 勝ちたいという思いが強いのか、男の子は特に守りません。女の子も負けて自分の番がもう来なくなると泣いてしまったりして、とても困りました。
あと、Facebookをしている生徒が多く、初日からIDを聞かれました。笑 日本に帰ってからも連絡をとっています。
僕は今まで人に何かを教えるという経験をしたことがありませんでしたが、なんとか乗り越えることができました。生徒たちの優しさのおかげです。人に何かを教える難しさと、伝わったときの喜びを感じることが出来ました。そしてまた彼らに会いに行きたいとおもいます。

ネパールの旅を終えて
ネパールはとにかくのんびりしていて、現地の人と直接触れ合う機会もたくさんありました。
Chywanさんはもちろん、家族のみんな、Chywanさんの事務所で働いているラビンさんとパリシュタさん、学校の先生や生徒たち、店のひと、みんな親切で明るく、1週間があっという間でした。
ネパールはいろいろな問題を抱えています。工業化を進めるなかでうまく伝統を残すことができるか、世界遺産がたくさんあるにも関わらずしっかりとした管理がされていない、水やゴミ、若者の就職難。
僕が出会えた人たちはこれからどんな人生が待っているのだろう?と日本に帰ってきてネパールとは全く違う生活をしていると、よくそんなことを考えます。
近所の子どもたちがみんな集まってサッカーしたり、火をおこして住民たちが温まったり、ぼろぼろのバスの中で密着し合いながらも談笑できたり譲り合ったり。日本は物質的なすべてのことで勝っていても、なんか寂しい気がしました。
ネパールで僕はのんびりすることも学びました。ステイ先の近くには世界遺産のポカラがあって、夜に3回ほど行きました。15分ほどただ、ぼーっとして自分や家族、友人や旅先で出会った人たちのことを考えたり思い出に浸ったりします。自分を見つめ直すことができ、さっぱりした気分になりました。そんな経験をしたからか、日本に帰ってきて、以前は面倒だった犬の散歩もなんだかとてものんびり、ぼーっと考えながらするようになり、自分と向き合える貴重な時間になりました(笑)
この旅は自分の短い人生のなかでもっとも貴重な時間になりました。素晴らしい経験をさせてくれたCECの皆様、お金を出してくれた両親、僕と出会ってくれたネパールの人たち、本当にありがとうございました。
僕はこの経験を通じて成長できたことは言うまでもありません。しかし目にみえる成長として現れるのは、まだかもしれませんが、必ず世のため人のためになれる人間になれるよう努力していきます。

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